在宅看護 物品の工夫

1. 点滴台のかわりの工夫


★点滴台(点滴スタンド)は介護保険外で自費レンタルトなります。
業者にもよりますが、1,000円くらいから2,000円くらいです
500mlくらいは下記の要領で全く問題ありませんよ。

  • 少ない点滴量であれば、大きめの洗濯ばさみを使って鴨居に挟みます!取り外しも簡単で、邪魔になりません。
  • 針金ハンガーでも大丈夫!
  • Sフックはよく使います。ひっかける場所によってプラスチック製や針金タイプのものを選ぶといいですよ。
    やや太めの者はカーテンレール等に使えます。場所が少し遠いようならば、2個つなげてもいい塩梅になります。
    鴨居のふちが薄い(少ない)場所であれば、針金タイプなら大丈夫。
    ただし、体を動かしたりすると落ちる可能性は「ゼロ」ではないので、ビニールテープや養生テープ、短時間であればガムテープなどで補強してもいいかとお思います。

2. ベッドサイド工夫


ベッドのそばには色々なものがあると便利ですよね。ご本人が使うもの、介助者が使いたいものそれぞれの意向がありますね。

  • ベットの柵などを活用してみると便利です。
    小物入れは、100円ショップのカゴやS字フックを使いました。
  • 100円ショップでの小さな3段引き出しを利用して、テープなど多く使う物はまとめて置くもの便利です!

3. 車椅子の工夫


体の麻痺や固さ等からブレーキまで手が届かない事もありますよね。そのようなときは、こんな工夫もできますよ。

  • ブレーキはラップの芯で延長。
    中に木材や段ボールでつなぎ目を仕込んで、更に延長しています。簡単に外せます。

★低コストでできるだけ、楽に工夫ができたらいいですね(^^)/
利用者の皆さんの日々の工夫から私たちも学び引き出しが増やせています!「他のご家族がやってたんですよ~!」って白状しながらお伝えしています!

小倉・広川


3. スムーズな歩行のための工夫


パーキンソン病などの神経難病を患う利用者様の中には、小刻み歩行やすくみ足、突進するなど歩行が不安定となる方がいらっしゃいます。
そのため、床にマスキングテープを貼り、歩幅の目安となるように目印をつけています。
テープを踏まないように意識することで、歩幅を保ちリズムよく歩くことが出来ます。


4. ベッド上での洗髪(家にある道具で工夫)


ベッド上洗髪。道具はバスタオル、ゴミ袋、洗濯バサミ、タライです。
ベッドのヘッドレストをはずし、バスタオルを一枚は頭の下に敷き、一枚は長く折って捻り、丸く形作って洗髪台を作ります。
全体を開いたゴミ袋で覆い、タライに向かってホース状に洗濯バサミで止めて水をタライに誘導します。
口の細いやかんやペットボトルを使用してお湯でジャバジャバ洗髪します。
洗髪後は使用していたバスタオルで髪の毛を拭き、ゴミ袋は髪の毛などが付いていれば使い捨てにします。
タライのお湯を捨てれば良いので、ゴミも少なく片付けの負担も少ない方法です。