小児の発達支援/小児のリハビリテーション

乳幼児期・就学前のお子さんには


年齢に合わせた発達のお手伝い
 ① 抱っこの仕方、子どもにとって心地よい着替えの方法、食事の食べさせ方、遊び方など一緒に考えていきます。
 ② 先天性疾患による運動麻痺や何らかの原因で運動発達に遅れが見られるお子さんの身体の使い方をサポートし寝返り、起き上がり、座位、立位、歩行などの獲得を支援します。
就学に向けたフォロー
 ③ 自分で上手に動けないお子さんや目・耳に何らかの問題のあるお子さんに目と手と身体の使い方から知的・認知機能の発達を促し就学前の準備を行います。
 ④ 食事や着替えなどの生活に関する動作の獲得、通園や地域活動への参加の仕方、姿勢などのアドバイスを行います。
 ⑤ バギーや食事用の椅子、歩行器などお子さんにあった補装具等の相談も行っていきます。

就学期のお子さんには


学校へ行ってから出てきた課題の解決
 ⑥ 通常級へ通っているお子さんには学校での課題(定規やコンパス、鍵盤ハーモニカや縦笛)の工夫と練習、行事への参加方法など考えていきます。
 ⑦ 学校の先生と取り組んでいる課題をサポートするように難しいところを整理し練習していきます。
身体の成長に合わせた姿勢調整、学校に必要な補装具の調整
 ⑧身体の使い方に偏りのあるお子さんは成長期に変形や拘縮の恐れがあるため予防のストレッチを行ない、家庭でもできるようケア方法を指導していきます。また椅子や車いすなどの成長対応も行っていく必要があります。

障害を持って成人された方には


 ⑨ 偏った使い方や変形・拘縮からの痛み等に対して徒手的に関節などを動かし、進行予防のためのセルフケア(家族ケア)の指導を行ないます。
 ⑩ 日常生活で困っていることの相談を受け、介助方法や必要な補助具の具体的なアドバイスをします。
   例:食事姿勢、入浴方法、寝ている状態や起きている時の楽な姿勢(ポジショニング)