日常生活動作練習

いつもの場所で最後まで自分らしく

ADL・IADL動作練習


物品や環境の調整など、日常を送りやすくする工夫を提案いたします。
今まであたりまえに出来ていた事を大変に感じたり、出来ないと諦めていませんか?

ADL・IADLとは?

ADL(基本的日常生活動作)とは?
日常生活を送るために最低限必要な日常的動作で「起居動作・移乗・移動・食事・更衣・排泄・入浴」動作のことです。
IADL(手段的日常生活動作)とは?
IADLはADLの次の段階を指します。「掃除・料理・洗濯・買い物などの家事や交通機関の利用、電話対応などのコミュニケーション、スケジュール調整、服薬管理、金銭管理、趣味」などの複雑な日常生活動作のことを指します。

ADL動作練習

お家のお風呂で温まりたい


お風呂は危ないから‥と諦めていませんか?浴室の環境調整やサービスなど安全に入浴するための方法を提案いたします。

入浴動作練習 ※ADL練習の一例

  • 浴槽をまたぐ練習
    ご自宅浴槽と同じ高さをまたげるように腿上げ運動や、より安全に行うための手順を練習します。
  • 洗体動作練習・自助具の提案(洗体ブラシ・タオル)
    「お風呂の椅子から立ち上がる」「お尻を洗う」など細かな動作まで評価・練習を行います。
    必要な方には身体機能に合わせた自助具を選定します。

IADL動作練習

いつもの味をいつもの場所で

調理動作 ※ADL練習の一例
ご家庭によって必要とされる調理内容や環境が異なります。各ご家庭の状況と心身状態を加味して安全に行える動作を相談し練習をすすめます。

  • どんな時に作りますか?
    食事を作るご家族の手伝いをしたい、時々ご家族と一緒に楽しみに作りたい、毎日自分が食べるために作りたいなど、それぞれ求められる身体的・認知能力があります。また台所の環境や家族状況に配慮し、どの場所でどんな姿勢で調理を行うか提案します。
  • 何を作りたいですか?
    実際の調理前に…?
    具体的に調理したいものをお聞きし、どのような行程で作るかを提案いたします。身体的・認知能力に合わせて火や包丁を使って調理練習をすることもあれば、手やハサミを使って切る、電子レンジで加熱調理することもあります。必要に応じて自助具(ワンハンド調理板、グリップ包丁など)や市販されている調理道具(スライサー、ピーラーなど)を使う練習をすることもあります。
    調理を行う際には、怪我をする・転ぶなどの事故が起きる可能性があります。そのため、実際に食品を使った調理動作をする前に立位や移動(歩行)、手の巧緻動作や道具の操作性などの評価や練習を行います。具体的には台所内を歩いたり立つ練習、鍋や食品を棚や冷蔵庫から取り出す練習、包丁を使うなら食品や包丁を想定した代用品で手の操作練習など、段階を踏んで安全に配慮し調理動作練習を進めていきます。

段差昇降・階段昇降練習

家の中を自由に移動したい 生活範囲を広げたい


最近ではバリアフリーのご家庭も増えていますが、まだまだ敷居や上り框の段差、階段、等があります。ご自宅で生活されていてよくお困りになっている事として、玄関の出入りが大変、敷居などの小さな段差につまづきやすい、2階に行きたい、等が聞かれます。また、外出先にて階段を上るといったことも少なくありません。身体機能の向上や現在の機能に合わせた環境作りなど提案致します。

  • 心身の状態・ご自宅の環境を評価し、階段昇降動作の獲得が可能であれば昇降練習や手すり・段差解消・環境整備を福祉用具会社と相談して行います。
  • 動作が獲得難しい場合は、階段昇降機や住宅改修、生活範囲の変更、等提案を行います。